学校概要
理事長挨拶
新しい学校の、新しい歴史の第一歩を、共に!
山口県立大学は、山口県唯一の県立大学であり、地域貢献型大学として、地域で活躍する人材を育成しています。
こうした人材を高校と大学が一緒になって育てていくため、県立大学の各学科とつながりが深い学習を行っており、本学が力を入れている探究活動で素晴らしい実績をあげている県立周防大島高校を附属高校とすることとなり、現在その準備を進めています。
今後は、周防大島の豊かな自然を舞台に、広く県内外から集う生徒をはじめ、多様な人との交流や、連携する中学校や山口県立大学等との協働した活動を通して、より善く生きる力や地域の未来を切り拓く力を養うために、他校にはない様々な特色ある教育活動を行います。
また、県立大学進学プログラムを選択することで、本学に進学し、高校と大学の7年間で、皆さんの夢を大きく育ててまいります。
山口県で唯一の、新しいタイプの高校で、新しい歴史を一緒に作っていきましょう。
公立大学法人山口県立大学理事長 岡 正朗

開校に寄せて
大学と連携した教育による若者の成⾧に期待!
現在、山口県の多くの高校が地域・社会と連携した活動を進めており、特に周防大島高校においては、積極的に地域貢献活動に取り組み、地域振興をテーマとしたコンテストで入賞を果たすなど、素晴らしい実績をあげてきました。
新しく開校する附属高校は、こうした優れた取組を継承するとともに、山口県立大学と連携した実践的な教育プログラムをはじめ、特色ある教育活動に取り組むこととしています。
周防大島の豊かな自然の下、様々な経験を積み重ねることで、本県の未来を担う多くの若者が成⾧することを期待しています。
山口県知事 村岡 嗣政

周防大島の豊かな自然の中で、充実した高校生活を!
瀬戸内のハワイと呼ばれる周防大島は、温暖で風光明媚な自然環境がありながら、大島大橋で本土と繋がる独自の環境であり、交流・学び・体験を楽しむことができるところです。
周防大島町では、これまでも、島で高校生活を送る生徒の皆さんを支援するため、周防大島高校を支援する会を通じた、寮費や通学費の助成を行ってきました。
新しく開校する附属高校においても、生徒の皆さんが、「島全体をフィールド」として、充実した高校生活を送り、夢を広げ、可能性を伸ばすことができるよう、町としましても可能な限りのサポートをしてまいります。
周防大島町⾧ 藤本 淨孝

課程・学科・入学定員(令和8年度)
課程:全日制課程 学科:普通科 入学定員:90人
スクール・ミッション、スクール・ポリシー
スクール・ミッション
スクール・ミッションとは、学校の存在意義や期待される社会役割、目指すべき高等学校像を示したものです。
スクール・ポリシー
スクール・ポリシーは、高校の入口から出口までの教育活動の方針を示したもので、グラデュエーション・ポリシー(育成を目指す資質・能力に関する方針)は、学校教育活動を通じて、生徒にどのような資質・能力を育成することを目指すのかを定める基本的な方針となるものを、「カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)」は、どのような教育課程を編成し、実施し、学習評価を行うのかを定める基本的方針を、「アドミッション・ポリシー(入学者の受け入れに関する方針)」は、入学時に期待される生徒像を示したものです。
学校評価書
学校評価は、子どもたちがより良い教育を享受できるよう、その教育活動等の成果を検証し、学校運営の改善と発展を目指すための取組です。
- 令和8年度 学校評価書(2026年5月以降掲載予定)
学校運営協議会(コミュニティ・スクール)
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組む、「地域とともにある学校」のための仕組です。
周防大島高校は、山口県で初めての高校のコミュニティ・スクールに平成28年度になって以来、地域と連携した様々な取組を実施しています。
- 学校運営協議会委員名簿(2026年5月以降掲載予定)
- 学校運営協議会議事概要(参考としてR7年度の議事概要を掲載します)


ユネスコスクール
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」(ユネスコ憲章前文)
ASPnet (Associated Schools Network)は、このユネスコの理念を学校現場で実践するために1953年に発足した、国際的なネットワークです。加盟校同士が活発に交流し、生徒間・教師間で情報や体験を分かち合い 、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展が目指されています。
日本では、ASPnetへの加盟が承認された学校を、「ユネスコスクール」と呼んでいます。
周防大島高校は、平成26年にユネスコスクールに認証されて以来、様々な取組を実施しています。

届けよう服のチカラプロジェクト

二ホンアワサンゴの保全活動



ハワイ語学研修姉妹校交流(カウアイ高校・ワイメア高校・カプア高校)
校章

【作品の意図】
基本造形は周防大島(Suo-Oshima)の「S」と「O」で構成されています。
学校を取り巻く周防大島の美しい海を鮮やかなブルーで、また、前進・進取のイメージを船の航跡で表現しています。
さらに、円形を象った海は、地球をも想像させ、グローバルな視点と調和を表現しています。
また、航跡が生み出す7つの波の背は、高校と大学の7年間をメッセージしています。
校章デザイン
グラフィックデザイナー
新村 則人さん(山口県立久賀高等学校卒業)
周防大島町出身 (株)garden代表(東京都)
〈主な実績〉
・広告/資生堂、無印良品、山口県漁業協同組合など ・ブランドマネジメント/粧美堂、東京ガス、センザキッチンなど
・パッケージ/大塚食品、サッポロビール、エスエス製薬など ・校章/東和小学校、周防大島中学校(監修)、華陵高校(エンブレム)
・展覧会/「新村則人 環境ポスター展」山口県立美術館(2017)など
・活動/「瀬戸内デザイングランプリ」主催者および審査員長(後援:山口県、山口県教育委員会)など
〈主な受賞歴〉
日本グラフィックデザイン協会(新人賞)
グッドデザイン賞(金賞)、毎日広告デザイン賞(最高賞)
ブルノ国際グラフィックデザインビエンナーレ(金賞)
DFAアジアデザイン賞(金賞)、東京ADC賞など
校歌

【作詞の意図】
青春時代という人生のとば口にある一人ひとりの生徒が、高校生活を通じて確かに生きる力を身につけていくことを願い、あたたかなエールを送ろうという思いで考えました。
県立大学附属高校という県内初の高校にふさわしく、また、そこに学ぶ生徒たちが希望と意欲を持てるような内容となるよう心掛けました。
地域に支えられ地域を支える学び舎であることを踏まえて、周防大島町の歴史と伝統にふれ、その精神性を受け継ぐ内容を盛り込んでいます。
【作詞の構成】
本校の校歌は三連構成です。
一番は、校章にも描かれた周防大島を取り囲む「海」をイメージし
二番は、周防大島内の爽やかな「自然」にふれ
三番は、学校を支える周防大島町の「歴史」や「文化」について取り上げています。
また、各連において、附属高校の教育の特色がイメージできるよう、
一番は、「和と輪」や「視野」を
二番は、「夢」「自分色」や「地域の力」を
三番は、「進取のこころ」や「創意」という語句を用いるとともに、「推し敲く」で「試行錯誤-探究」を表しています。
さらに、先行する三校を引き継ぐ観点から、各高校の校歌に使われた語句を活用しています。主なものは、
一番は、「世界」(周防大島高校)
二番は、「嵩の嶺」(久賀高校)
三番は、「熱誠」(安下庄高校)
が、それに当たります。
制服
ジャケットはベージュにもグレーにも見える落ち着いた色味で、屋内外の光の当たり方によって異なる表情を見せます。また、暗がりでも目立つように反射材を袖口に使用していること、家庭用洗濯機で丸洗いできること、伸縮性のある素材を使用してストレッチ性を向上させていることなど、デザイン性と機能性を両立させています。
制服デザイン
デザイナー [フィンランド在住]
大田 舞さん(山口県立大学卒業生)
山口県出身。山口県立大学生活科学部環境デザイン学科を卒業後、フィンランド国立ヘルシンキ芸術デザイン大学大学院(現・アールト大学)ファッションデザイン専攻にて修士課程を修了。
現地アパレル企業での勤務を経て、マリメッコ本社にてファッションデザイナーとして商品開発・デザインを担当。現在はフリーランスとして、自身のプロダクトを展開すると共に、企業とのコラボレーションを行い、ファッション、グラフィック、テキスタイルなど多分野にわたるデザインに携わっている。
アクセス
瀬戸内海に浮かぶ周防大島は、温暖な気候と美しい海に恵まれ、「瀬戸内のハワイ」とも称される島です。四季を通じて海水浴やマリンスポーツが楽しめ、みかんなどの特産品も豊富。歴史や文化を大切にし、地域交流やイベントも盛んです。自然と文化を身近に感じながら学べる環境も魅力のひとつです。
山口県立大学附属周防大島高等学校
〒742-2806 山口県大島郡周防大島町西安下庄489
電話:0820-77-1048

各種交通機関のご案内
車利用:大島大橋を渡り、約25分で到着
バス(防長交通)利用:大畠駅から安下庄方面へ乗車し約40分、安下庄地区のバス停で下車後、徒歩数分で到着
徳山方面から通学する場合(JR+防長バス)
| 徳山方面から(JR) | JR定期代(月額) | ||
|---|---|---|---|
| 光駅発 | 6:40 | 7:05 | 7,690円 |
| 田布施駅発 | 6:55 | 7:21 | 5,500円 |
| 柳井駅発 | 7:00 | 7:27 | 3,960円 |
| 柳井港駅発 | 7:03 | 7:31 | 3,100円 |
| 大畠駅着 | 7:07 | 7:35 | ー |
| 大畠駅~橘支所(防長バス) | バス定期代(月額) | ||
|---|---|---|---|
| 大畠駅発 | 7:20 | 7:50 | 13,500円 |
| 橘支所着 | 8:10 | 8:29 | |
岩国方面から通学する場合(JR+防長バス)
| 岩国方面から(JR) | JR定期代(月額) | ||
|---|---|---|---|
| 岩国駅発 | 6:42 | 7:16 | 7,560円 |
| 由宇駅発 | 7:00 | 7:34 | 5,130円 |
| 大畠駅着 | 7:10 | 7:44 | ー |
| 大畠駅~橘支所(防長バス) | バス定期代(月額) | ||
|---|---|---|---|
| 大畠駅発 | 7:20 | 7:50 | 13,500円 |
| 橘支所着 | 8:10 | 8:29 | |
※ 通学費については、昨年度の状況をもとに掲載(学割反映後の金額)
沿革
本校は、安下庄町立安下庄中学校と、山口県大島郡立実科高等女学校をそれぞれ起源とする山口県立安下庄高等学校と、山口県立久賀高等学校が統合した山口県立周防大島高等学校の設置者を山口県から山口県立大学に変更して開校しました。
これらの3校がこの周防大島で脈々と培ってきた伝統を受け継いで、魅力ある教育活動を展開してまいります。

安下庄高校

久賀高校