よくあるご質問

本校は、生徒一人ひとりを大切にする学校ですので、少しでも不安に感じることがあれば、一人で抱え込まずに、担任の先生などに遠慮なく相談してください。
また、本校では、入学した生徒が円滑に高校生活をはじめることができるよう、入学間もない4月に十種ヶ峰青少年自然の家（山口市阿東嘉年）で「新入生合宿」を行うこととしています。この合宿を通して、仲間づくりや高校生活への早期の適応・不安解消など、人間関係づくりを円滑に行うことができるよう取り組んでいきますので、ご安心ください。
なお、入学後は、環境も大きく変わり、不安を感じる生徒・保護者もおられることから、入学前や入学後の早い段階で、本校の教育相談担当や、必要に応じてスクール・カウンセラーによる生徒や保護者への面談を実施できる仕組みについても検討することとしています。

各教科・科目の評価は、定期試験の点数だけでなく、平素の授業態度や、提出物などにより評価されますので、日頃の授業をしっかり受け、提出物などを確実に提出していれば、ついていけないことはありませんし、仮に学習状況が振るわない場合、試験前の補講なども実施しますので、心配する必要はありません。
他の高校では、一般的に、学校が決めたカリキュラムを学力の異なる多くの生徒が受けることになりますが、本校では、2年次からは、60以上の選択科目を準備し、生徒が、自分の希望進路や興味・関心、学力等に応じて、科目を選択できること、また、この場合、1科目当たりの受講者数は少なくなることが想定され、一人ひとりに応じたきめ細かな学習指導が実施できる仕組みになっています。
また、2年次からは、大学進学コース、キャリアコースと、それぞれの進路で求められる学力を踏まえて、授業が行われます。
さらに、中学校までの学習状況により学力の差が生じやすい国語、数学、英語については、基礎学力をより定着させるため、少人数指導や、生徒の学習の到達度にも配慮した授業を実施します。

それぞれのコースは、同じ目的をもった生徒集団（環境）で、それぞれの希望進路を実現していくことを目的として、開設するものです。両コースには、人数の制限は設けず、生徒の希望を踏まえながら、進路希望や学力の状況について、教員と相談しながら、決めていくこととなります。

本校の全ての生徒が、大学入試を受けずに山口県立大学へ自動的に進学するようなエスカレーター式ではありません。県立大学に進学する場合は、県大進学プログラム・育成型選抜により、附属高校枠（最大20人程度）で進学することができます。
県立大学以外の大学への進学も可能ですし、県大進学プログラムにより、県立大学に進学しようと考えていた生徒が、進路を変更して、県立大学を受験せず、他の大学を受験することも可能です。
県立大学以外の大学を受験する場合、附属高校では、多様な選択科目を開設していますので、その中から、大学入学共通テストで必要な受験科目など、希望する大学の受験に必要な科目を効率的・効果的に選択できます。
また、近年、増加している面接や小論文により合否を決定する総合型選抜や学校推薦型選抜に対応するため、小論文や面接指導などを、3年次には「スキルアップα」という授業の中で実施するなど、大学進学に向けた仕組みが整っています。

本校から県立大学へは、学校推薦型選抜の県内高校枠（例年約100人程度）の中に設ける「附属高校枠」により、「最大20人程度」が進学できます。
附属高校枠で県立大学への進学を希望する場合は、2年次に県大進学プログラムに登録する必要があります。このプログラムでは、探究学習をグループや個人で行ったり、県立大学の授業を受けたり（先取り履修）します。（先取り履修で取得した単位は、県立大学・高校の双方で認定されます。）
このプログラムを受講した生徒が附属高校枠で県立大学に進学する場合、3年次の探究学習の成果や先取り履修の各授業の感想などをレポートとして、大学に提出し、試験当日は、面接などを受けて、合否を決定する仕組みとする予定です。
レポートの作成には、高校の先生や大学の先生の助言も受けられますので、こうした大学入試を「育成型選抜」と呼んでいます。

就職を希望する生徒については、多様な選択科目の中から、資格取得につながる科目を選択することができ、また、他の高校では、放課後に行われる面接指導などを、3年次には「スキルアップβ」という授業の中で実施すること、就職を希望する生徒は、キャリアコースとして、企業訪問等、就職対策に向けた様々な取組を実施するなど、就職に向けた指導は充実しています。

入学定員90人のうち、募集人員40人の特色選抜の合格者を除く人数が、一般選抜・連携選抜を合わせた募集人員となります。特色選抜の合格発表の際に、一般選抜と連携選抜を合わせた募集人員を本校HPに発表する予定ですので、そちらをご覧ください。
一般選抜の募集人員は、募集人員の枠を設けず同日に実施する連携選抜の合格者数によるため、事前にお示しすることはできませんが、一般選抜の出願書類提出締切日に、一般選抜と連携選抜の志願者数を本校HPに発表する予定ですので、そちらを参考にしてください。

学校内だけでなく、クラブチームなどの学校外の活動も実績に含まれます。また、実績とは、必ずしも、大きな大会で成績を収めたり、正選手で活躍したりしている必要はありません。継続して、一生懸命取り組んだことも実績の一つです。頑張って取得した資格や、団体の中での自分の役割や努力したことなど、PRしたい自分の特色を志願理由書に具体的に書いてください。

専願で出願すると、合格となった場合には本校へ必ず入学していただくこととなりますので、他の公立・私立高校に出願する場合は、在籍中学校の先生に相談して、判断してください。

専願は、合格した場合、本校への入学を確約する制度ですので、本校入学の意欲が高い受験生が受験してきます。このため、一般選抜の合格者を決定する際に、まず、専願で出願した受験生を対象として選抜を行います。次に、専願で合格とならなかった受験生に併願で出願した受験生を加えて選抜を行います。つまり、専願で出願した受験生から優先的に選抜されるメリットがあります。

中学校学習指導要領（平成29年告示）に準拠した内容となっており、基礎的・基本的な内容を重視し、学習の到達の状況と総合的な学力を把握することができる内容の問題を出題する予定です。
また、英語については、リスニングは実施しません。

面接の実施形態は、志願者数などに応じて決定しますので、出願後にWEB出願システムに登録された連絡先などでお知らせします。

一般選抜の併願で出願し、合格した人が、入学することを辞退するなど、欠員が生じた場合、追加合格候補者名簿に登載された人の上位から順に追加合格となります。なお、追加合格者については、個別にご連絡しますが、追加合格者のすべてが決定した時点で、その旨を本校HP等でお知らせする予定です。
なお、専願で出願した者が追加合格となり、すでに他校への合格が決まっている場合、本校への入学を辞退することもできます。

令和7年度に周防大島高校へ入学した生徒の場合、入学金、授業料、制服、体操服、教科書等で、入学時に約14万円が必要でした。電車やバスの定期を購入する場合や入寮する場合など、状況によってさらに必要となります。
なお、高等学校等就学支援金制度の要件に該当する場合、授業料部分は実質無償となります。

大畠駅から本校までは、防長バスの柳井・大畠フリー定期（13,500円／月）が利用できます。JR山陽本線各駅から本校までの通学時間・通学費はこちらを参照ください。（時間はR7年12月現在）
なお、周防大島町から3割の補助（上限5万円／年）があります。

学校への通学の利便性の高い「あさなぎ寮」（徒歩約5分）が満室になった場合、「なぎさ寮」（バス約15分）へ入寮するか、通学するかを検討してもらっていますが、生徒・保護者の希望を確認しながら、入寮先を決定しています。
なお、「海南里寮」（バス約20分）は硬式野球部専用の寮となります。

本校には、「あさなぎ寮」、「なぎさ寮」、野球部専用の「海南里寮」があり、ある程度対応できるものと考えています。
仮に、入寮希望者が、寮の収容定員を超えた場合、基本的には、遠方の方から入寮してもらいますので、まずは県外出身の生徒、次に山口県内のうち公共交通機関での通学が困難な地域に住んでいる生徒、最後に山口県内で公共交通機関での通学が可能であるが入寮を希望する生徒という順番で入寮者を決定していきます。
そうしたことから、入寮希望者の数が寮の収容定員を超えた場合、山口県内で公共交通機関での通学が可能な方は、入寮できない可能性があることをお知りおきください。

原則、保護者に迎えに来ていただくことになっています。
ただし、保護者が遠方に住んでいるなど、迎えが困難な場合は、保護者と相談しながら対応しています。