カリキュラム

普通科だからこそ、ひろがる学び

興味・関心や希望進路に応じた科目選択により、自分自身の未来にあった進路を切り拓いていきます。
“学びたい”を形にできる、多彩で柔軟な教育課程がここにあります。

学びの仕組み

【1年次】全員が基礎+探究の共通プログラム

1年生では全員が共通の授業を受け、学びの土台をつくります。
「問いを立てる力」「学びを深める姿勢」「地域とつながる実践力」を育むため、教科学習だけでなく、地域連携型の探究活動やQOL(生活の質の向上)につながる学びにも力を入れています。

  • 地域が抱える課題や地域との関わり、⾃分の進路や⽣き⽅について考える。
  • QOLの向上
    「家庭基礎」・「社会福祉基礎」・「総合的な探究の時間」を一体的に学び、暮らしの基盤について考える。

【2・3年次】進路に応じた3つのコース・プログラムへ

1年次の探究や基礎学習をふまえて、2年次からは将来の目標に応じた3つの進路別コース・プログラムに分かれます。

  • 大学進学コース
    国公立・私立大学への進学を目指すコース。大学受験に重点をおいた科目選択・授業内容。
  • 大学進学コース(県大進学プログラム)
    ・県立大学と連携し、2年次から大学教員の指導を受けながら進学を目指す。
    ・3年次からは大学の授業を先取りして、県大へ進学した際には単位として認定。(先取り履修)
  • キャリアコース
    就職や専門学校への進学を目指すコース。福祉・保育・ビジネス・音楽・スポーツなど、希望する進路に合わせた学びや資格取得をサポート。

豊富な選択科目

多様な選択科目で、“自分だけの学び”をデザイン

2・3年次には、60以上の選択科目から興味・関心や希望進路に応じて自由に科目を組み合わせ、自分だけの時間割をつくることができます。福祉・ビジネス・情報・スポーツ・自然科学など、普通科の枠を超えた多彩な学びがそろっています。

選択のポイント

  • 2年次から選択がスタート、3年次は、さらに選択幅は広がる構成。
  • 興味・関心、希望進路に応じた科目を、A~Iの選択科目群から選択。
  • 担任や進路指導の先生と一緒に、個別面談で選択をサポート。
必履修科目

進路に応じた選び方の一例

  • 【大学進学】
    共通テストに対応した文型・理型科目を効率よく選択。面接や小論文などの推薦対策を授業(スキルアップα)で実施!
  • 【県大進学】
    大学の学びにつながる探究やプレゼン系科目に加え、大学の授業も先取り。(先取り履修)
  • 【就職・専門学校】
    福祉・保育・ビジネス・音楽・スポーツ系など、資格取得を意識した実践的な科目が充実。

資格取得もサポート

  • 【商業】簿記検定/情報処理検定/ビジネス文書検定
  • 【福祉】介護職員初任者研修修了資格
  • 【その他】英語検定・漢字検定 など

県大進学プログラム(2年次スタート)

大学と高校が連携する“育成型選抜”で進学を目指す

山口県立大学との連携により、附属高校だからこそ実現できる特別な進学制度です。(県大進学プログラム・育成型選抜)
2年次から大学教員による探究指導や大学の授業の先取りなどに取り組み、これらの過程すべてが「育成型選抜」の一部として、入試に直結します。

  • 2年次:大学と連携したグループ探究
    大学の先生や高校教員のサポートを受けながら、仲間と一緒に地域や社会の課題に取り組みます。課題設定から調査・発表までをグループで行うことで、探究の基礎を養い、協働性を身に付けます。
  • 3年次:個人探究+大学の授業の先取り
    自分で設定したテーマを深掘りする個人探究に取り組み、大学教員のアドバイスを受けながら完成度を高めます。あわせて大学の授業も受講し、県立大学進学後には単位として認定されます。(先取り履修)
  • 選抜方法:レポート・面接・プレゼン等で総合評価
    これまでの探究学習や大学授業の成果をレポートにまとめて提出し、当日の面接・プレゼンテーションを含めた総合評価によって合否が決まります。

附属高校枠(育成型選抜)

山口県立大学では、学校推薦型選抜の県内高校枠として約100人を設けており、そのうち“最大20人程度”が「附属高校枠(育成型選抜)」として設けられています。
本プログラムを通じて、県大進学への道がひらけます。